いえいえ、ちゃんと関係ありますよ~お姉さま!!
- ジェルネイルをされる方のうち、約60%がグリーンネイル予備軍
- 菌が潜んでいるの??
- どんな人が発症するの??
- グリーンネイルって、うつるの??
- グリーンネイルにならないためには、どういうところに気を付ければいいの??
- それでもグリーンネイルになっちゃったら・・・どうすればいい??
グリーンネイル・バクテリアネイルについて知ろう!
皆様は、『グリーンネイル』って聞いたことありますか??
バクテリアネイルともいいますが、その忌々しい響きの通り・・・
ジェルネイルをすることにより、菌に繁殖されてしまった自爪の事を言います☝

でも、大丈夫!!
しっかりと敵を知れば怖くな~い!!ということで、私が過去にきちんとお勉強した(笑) グリーンネイル情報
、これをさらにブラッシュアップさせた形でお伝えしたいと思います(#^^#)
ジェルネイルをされる方のうち、約60%がグリーンネイル予備軍であります(‘◇’)ゞビシッ
最近は新型コロナウィルス感染症の解説で、細菌研究の専門家としてTVにご出演されてますね。
東邦大学医学部で緑膿菌のスペシャリスト

が、な・なんと!ネイルを楽しむ女性のために、グリーンネイル・バクテリアネイルについて、8年の歳月をかけて研究してくださいました(人”▽`)ありがとう☆
(感染制御学という分野にて、①原因菌②感染経路③宿主(ホスト)を研究されている先生です)
グリーンネイルとは、ジェルネイルをはずした時に、爪が緑色に変色してしまう状態のことを言います。
グリーンネイルに感染してしまったら、普通のネイルサロンでは施術不可です。
完全に菌を死滅させ、色がなくなるまで爪を伸ばし切ってからの再開となります。
・・・と、長い間、ネイルサロン業界では常識的に考えられてきました。
常識は常に見直したいと思っている今日この頃。。
ところで、
ジェルネイルが付いていない自爪の時には、常在菌(普段から人に共存し、基本的に有益な影響を及ぼす)しか存在しません。
ですが、ジェルネイルをしてしばらくして、自爪とジェルが少しづつ浮いてきてしまった場合・・・
ジェルと自爪の間にさまざまな菌が入り込み、湿度や爪の温度により、最悪の場合、繁殖することになります。
どんな菌が潜んでいるの??

これらの菌たちは、もうそこらじゅうにたくさんいて、いわば共存状態でもありますが
細菌・・・緑膿菌・ブドウ球菌・肺炎球菌・O157など
真菌・・・白癬菌・黒カビなど
代表的なものを挙げましたが、これらの菌が自爪に繁殖できる環境にある、ということなんです・・・( ノД`)シクシク…
ジェルネイルをしている方で、ネイリストから見て「グリーンネイルに感染していない、大丈夫でしょう!」
という方のお爪を50名ほど検査した結果、
な・・・なんと60%から、これらの菌が検出されましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
もちろん皆さま、普通のOLさんだったり、主婦の方だったり・・・。
(恐ろしい余談ですが、小林寅喆先生はこの結果を見たときに、「みなさん、ぼっとん便所の汲み取りの仕事でもされているのですか!?まさか、爪にこれほどの菌が増殖しているなんて・・・」と、驚かれたようです)
つまり、
ジェルネイルをしている方の実に60%が、グリーンネイル予備軍なのですね。
しかも、
グリーンネイルの原因菌を研究した結果、緑膿菌だけが検出された、という例は1例もありません。
自爪を緑に染めてしまう緑膿菌は、健康なヒトに対して発病することは無いのですが、それでもグリーンネイルになってしまう、ということは・・・すでに自爪の上にはもっと強力な菌がいて、土壌を荒らしてしまっている、ということになります。
まさに、自爪の免疫力(防御力)を低下させたところに感染させる日和見菌感染症の一種である、といえます。
どんな人が発症するの??
いえいえ💦お姉さま!そんなことはありませんよ~(-ω-)/
若くて免疫力の強いうちは、これらの感染菌に打ち勝つ事が出来るのですが・・・
年を重ねるごとに、免疫力はだんだんと弱まり、そこに以下の悪原因が重なると・・・
- 疲れている
- ストレスが強い
- 生活環境が悪い時(昼夜逆転・栄養の偏りなど)
もう20代後半ともなれば、だんだんと会社でのストレス、家庭や子育てでのストレスや疲れなど、みなさん悩まれることも多くなるかと思います。。
そんなときの癒しのネイルなのに・・・と思いますよね💦
でも、安心してください! とりあえず、話を続けますよ~~~!!
または、病気や遺伝的な要素もあるようです。
- 先天性の疾患がある
- 糖尿病である
- 両方の両親がガン家系
この、病気や遺伝的要素による感染症の重症化は、グリーンネイルよりももっと重大な事を引き起こす可能性があるので・・グリーンネイルのリスクとしては参考程度に考えております。
こういった生活上での条件が整うと、菌はものすごいスピードで増殖し、グリーンネイル感染症を引き起こしてしまいます。
今までなった事がないから大丈夫!!と思っていても、いづれどこかの時点で発症するリスクが高まります。
(年齢を重ねれば、免疫力も下降していくため)
グリーンネイルって、うつるの??
いいえ、安心してください!
グリーンネイルは他の指にもうつると言われておりますが、うつりません!
よく、「こっちの手だけ3本もグリーンになっちゃった~💦」ということがあるのですが、
この3本、すべての菌を採取し遺伝子レベルで検査・研究をした結果、
ただの一つとして同じ遺伝子由来の菌はいない、という結論から導き出した見解です。
要するに、3本グリーンネイルを発症したら、3本とも個々の原因由来から来ているもの。
したがって、サロン内感染や道具器具による感染、他人からの感染ではない、という事なのです。
(全国のネイルサロンのサロン内60か所の菌検出の結果、グリーンネイルの原因菌は不採取でした。)
いつもこの指だけ感染する、とか、夏場になると感染する、とか個々に様々な感染原因があると思いますが、
もしかしたらその指だけ、なにか感染してしまうような生活習慣や、体質的なもの、そのほかの原因があるのかもしれませんね。
この数週間、なにか原因があったか思い出していただくと、解決方法が見つかるかもしれません。
そして、このリスクを回避する事がネイリストとしての仕事ではないか
勝手に画像使って怒られないかしら・・・((+_+))
これが、東邦大学医学部で緑膿菌専門の小林寅喆先生が、導き出してくれた結論です。
グリーンネイルにならないためには、どういうところに気を付ければいいの??
梅雨ネイルはちょっとだけリスキー

もちろん、梅雨だけではなく、一年中リスクはありますが・・・
特に梅雨時期に関しては、普段よりも少しだけリスクが上がるかな?といったところです。
梅雨時期にカビが発生するのって、爪だけじゃないですけどね。
湿気はリスク、ということです。
おいしい手ごねハンバーグもリスク高い!

これは絶対!気を付けていただきたいこと!なんですが、当店のお客さまでグリーンネイルになりやすい方には、何度もお伝えしていることです。
- ひき肉を素手でこねる
- 魚を素手で捌く
- 鶏肉を素手で押さえつけながら切る
やはり、生肉には菌がありますので、これはリスクが高いです。
当店でも、グリーンネイルになってお戻りになる方に質問すると、素手で肉をこねた、とおっしゃる割合が高いです。
ご家族のために、手作りのおいしい食事をご用意される、とても素敵な女性です。
ネイルのオシャレにも気を抜きません✨
家事炊事を頑張る方にこんなこと・・・本当は言いたくないのですが・・・(´;ω;`)ウッ…
ぜひ、手袋の着用をお願いいたします・・・🙇
安全、安心にお食事を作り、そしてキレイなお爪を維持するためにも・・・心からお願いしたいところです。
家事その他の生活面では

食器洗いでは、グリーンネイル予防の観点からいうと、むしろ素手でやっていただいたほうがいいのかもしれません。
食器洗い洗剤って、除菌効果高そうだし!
なーんて思ったりもしますが・・・
ネイルが外れやすくなる、手が荒れるという別のリスクがありますので・・・
- つけたてキレイなネイルは手袋をしてもらう
- もうすぐお取替え、または、なんか浮いてきちゃった・・・という場合は手袋しなくても大丈夫
こんな感じで少しラフにとらえていただくのは・・・いかがでしょうか??
手肌を美しく保つためには、グリーンネイル関係なく手袋の着用はお勧めしたいところです(#^^#)
それから、これは気を付けてください!
- 排水溝を素手で掃除する!
これはNGです!菌だらけですから手袋の着用をしてください💦
メンテナンス周期を守る
ある程度のリスクにさらされても、きちんとメンテナンス周期を守ってくださる方は、グッとリスクが下がります。
浮いている個所の消毒などをきちんとしていくので、重症になる前に回避することができます。
ちなみに、当店でご案内しているメンテナンス周期は、
- ハンドジェル・・・3週間
- フットジェル・・・1か月~1か月半程度
です。
フットの方が少し長い周期なのは、ハンドほど生活での圧力がかからず、浮いてくることが少ない、といった理由です。
しかし、ハンドとフット、どちらもリスクは同等なので、浮いてきたと思ったら放置せず、修正やメンテナンスにお越しいただければ安心です。
また、フットは長持ちするから、まだ付いているから、といった理由でつけっぱなしは絶対にNGです。
グリーンネイルのリスクも上がりますが、爪が伸びて靴で圧迫することによる爪の変形や、臭い等の衛生的な面からも、つけっぱなしだけはやめてくださいね!🙇
ルビケイトをお入れしています

当店はルビケイトという会社からグリーンネイル講習を受けた、というサロン認定をされてます。
なので、認定サロンのみが扱えるグリーンネイルを予防するシステムを取り入れております。
このシステムにより、エタノール消毒・ハイター(次亜塩素酸ナトリウム)では完全除去出来なかった全ての細菌・真菌に対して、1ヶ月間継続して菌の発生を抑える事が出来ます。
こちらを、お客様に無料でお入れしております。
完全にノーリスク!!・・・とは言えませんが、かなり効果を発揮している実感です。
それでもグリーンネイルになっちゃったら・・・どうすればいい??
気を付けていても、ジェルネイルを外した時にも、黄色っぽくなっていたり、グリーンに着色されていたり・・・
そんな時、当店では
- 完全にジェルをオフして着色部分を少し削る
- 消毒をする
- グリーンネイルを予防し続けるシステムを入れる
そして、新たにジェルを付けます。
(その時はグリーン部分の広がりがないか確認するために、グラデーションでお願いしています)
これで悪化することはほぼ無いです。そのまま、メンテナンスを繰り返して、3回目のネイルチェンジの頃には、皆さまほぼきれいな状態に戻ります。
でも、心配だわ・・・
というお客様のために、
- 3日間、ネイルオフする
- グリーンネイルのホームケア商品を毎晩使う
または、
ことをご案内しております。
こちらのホームケア商品は、サロンで使っている予防システムにアルガンオイルを配合して、殺菌と保湿を同時に行おう、というものです。
※とくに夏場は品薄な商品になります。入荷までお時間をいただくことがあります。
また、3日間ジェルネイルを付けずに過ごす、というのはなんでかというと、
オフして2~3日する頃には、表面の菌は入浴等で洗い流されてしまい、菌がいなくなっていると考えられるからです。ジェルネイルをしても問題はないです。
一昔前のグリーンネイル事情は、まだ研究が進んでおらず、グリーンになったら伸びきってカットしてグリーンがなくなるまではジェルネイルをしてはいけない!サロンも受け付けない!というものでした。
いまは様々な研究が進み、対策の商品も出て、お客さまも安心してジェルネイルを楽しめるようになったのではないでしょうか(#^^#)
ただし、すでにかなり症状が進んでいる場合は、皮膚科に行くことをお勧めする場合もあります。
そこまで進行させないためにも、定期的なメンテナンスを忘れないでくださいね!
グリーンネイルになったらイヤ~な気持ち、心配な気持ちになりますが、どういうものかをきちんと知れば、対処もできるし、怖くない!!
- 菌のある物や食品、排水溝の掃除などを素手で行わない!
- メンテナンス周期を守る!
これで、一年を通して楽しくネイルライフを楽しめることと思います!
ぜひ、安心安全・衛生的に、毎月のネイルを楽しみましょうね(#^^#)